何処から?、何者?、何処へ?


by kusini
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起業と事業計画

この休みは、必要に迫られて事業計画書を書いていました。

ぼんやり頭にあることを整理して具体性を与えていくことは面白いのですが、5年後の売上・経常利益などといわれると、数字に説得力を持たせなくてはと頭を捻っている自分と、これは目標? 期待? 必達? コミットメント? と苦笑いしている自分がいるのです。

私が在籍していた会社も紆余曲折のあと売上一兆円のエンタープライズになっていますが、当時、中期計画は当たったことがなく、毎年のように修正していた気がします。

私がこの業界に入ったのは、アメリカで市販されていた小さなコンピュータ・チェスボードに出合ったからです。
多少思考時間はかかりましたが、かなり強かったのです。
中を開けてみると8080のCPUと数Kのメモリチップが入っているだけだったので驚きました。

子供のころ、『宇宙家族ロビンソン』のフライデーや、『2001年 宇宙の旅』のHALが人間とチェスをするのが夢のように思えた私には、いよいよこんな時代が来たのか、という実感がありました。

やはりこの当時驚いた人たちが、ボードを箱に入れて組立て不要にしたり、簡易言語やOS作りに情熱を捧げたり、マイコン専門雑誌創刊に走ったり、ソフトの流通にいったりしたのです。
皆私とほぼ同年齢、同世代です。

いま成功した人の起業に関する崇高な理念を聞いていると、!? と思ってしまうのは私だけでしょうか。
たぶん面白いこと、新しいことに熱中しているうちにビジネスになってきたはずです。
自分のやりたいことを続けるにはビジネスを拡大・強化するのが一番、と気づいたのだと思います。

私自身でいえば、当時会社をつくることは全く考えませんでしたが、結局はチェス・囲碁・将棋・オセロのゲーム企画・開発の会社をつくり、プロデュースしていました。

いままたITベンチャー起業がブームのようですが、だいぶ当時とは違うような気がします。
もちろん資本主義の世の中、金儲けが目的だ、と言われればそうなんでしょうが。

仕事をしたり、子供とDVDを見たりしながら、そんな昔のことをうつらうつらと考えていた正月休みでした。

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by kusini | 2006-01-09 19:39 | 仕事