何処から?、何者?、何処へ?


by kusini
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キリマンジャロ(その1)

ケニヤからタンザニアに渡ろうとしていましたが、当時なぜか陸路の国境は閉鎖されていました。
ダル・エス・サラームへ飛ぶ飛行機のことを聞き、何とかチケットを入手しました。

早朝、ウィルソン空港という所に行くと、そこは小さな飛行場で、軽飛行機のようなチャーター便に客はインド人ファミリーと私だけでした。

a0058379_7513817.jpg軽飛行機は、高度1700mのナイロビからキリマンジャロを目指して飛びました。
国境に聳え立つキリマンジャロがよい目標になり、そこから国境沿いにインド洋に出て、タンザニアの首都ダル・エス・サラームに向う航路を取ったようです。
航空レーダーもなかったので、それが一番安全だったのかも知れません。

天気がよく飛行日和だったのか、黒人のパイロットはキリマンジャロの氷河に近づいたり、麓のアンボセリ国立公園を動物の群れが見えるように低空で飛んでくれました。

雄大な自然に圧倒され、まったく計画もな
かったアフリカ最高峰の登山に挑戦しようと
考えたのはその時です。
まだ若かったし、ひとり旅の気楽さもあったと
a0058379_7592085.jpg思います。

ダル・エス・サラーム滞在中運よく、キリマンジャロにこれからアタックする日本人に出会いました。
マラウイという国へ赴任した海外青年協力隊の男子ふたり、女子ひとりが休暇中に来ていて、そのパーティーに参加させてもらうことになりました。
もうひとりどこかの国で任期を終えて世界を放浪している協力隊の友達が加わるということでした。

私だけ先に、麓の出発点となるモシという街
にバスで一晩かけて行くことになりました。

モシは街の中心にモスクがあって、インド人が
多く、街のどこからでも2つの峰が見渡せます。
a0058379_872458.jpg夕暮れどきには、稜線全体と雪を頂いた峰が
黄金色に染まります。

登山は比較的容易で、4日かけて雪のあるキボ峰(5895m)まで登り、1日で降ってきます。
ガイドとポーターは雇わないと入山できません。

YMCAの宿のプールで浮きながらキリマンジャロのパノラマを眺めていると、ここにいるのが夢のような気持ちになってきます。

アフリカに来て以来、なぜだかのんびりとした気分で数日間を過ごすことができました。

(つづく)

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by kusini | 2006-06-07 08:48 | 風景