何処から?、何者?、何処へ?


by kusini
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つづくと言ったきり、しばらく更新をサボってしまいました。a0058379_04580.jpg

昔の写真を見て思い出しながら書いています。
忘れかけたところは最近登った方たちのブログを見ています。

登山の行程、高山病との闘い、山小屋の様子など当時とまったく変わっていないのですが、地球温暖化の影響かキボ峰の氷河と冠雪はだいぶ小さくなっているようです。

登山には、ガイド1人とポーターを何人か雇わなければ入山でません。
私たちパーティーは「松竹梅」とあったコースで、コックなしの一番安いものを選び、食料は街で調達しました。

さらに貧乏旅行をしていた私は、荷物は自分で背負うということで、ポーター代はただにしてもらいました。

モシの街からヒッチハイクで登山口まで行き、防寒服と靴を借り、ガイド・ポーターと合流しました。

ガイドは陽気な奴で、片言の日本語を話します。
「2日で頂上まで登った日本人を知っている」
「ウエムラナオミという名前じゃない?」
「そーそー」a0058379_0184763.jpg
「秘密の場所で氷付けになった豹を見せてあげる」とも言うので、あまり信用できません。

2泊目の山小屋(ハット)までは急な勾配もなく、皆でいろいろ話しながら進みピクニック気分です。

海外青年協力隊は任期2年間で、女性はマラウイの小学校の算数理科の先生、男性は自動車整備を現地の人に指導していて、もうひとりは測量士だったと思います。
皆アフリカに来たらキリマンジャロに挑戦しようと計画していた、といっていました。

当時生物学科の学生だった私が面白いと思ったのは、垂直高度差による植生の変化でした。。a0058379_0353248.jpg

1日目のマンダラ・ハット(標高2700m)までは、熱帯雨林帯のような鬱蒼とした樹林が広がっています。
山頂からの地下水が豊富な証拠です。

2日目のホロンボ・ハット(標高3720m)からは、耐寒性の常緑低木(ヒース類)が草原や岩肌の間に続き、高度を上げる毎に植物群が変化していきます。

陽が沈んだあと、光りがまったくない漆黒の闇というものを始めて経験しました。
ところが2日目の夜は、満天の星空で空全体がまぶしいほどでした。

(つづく)

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by kusini | 2006-06-30 23:59 | 風景
ケニヤからタンザニアに渡ろうとしていましたが、当時なぜか陸路の国境は閉鎖されていました。
ダル・エス・サラームへ飛ぶ飛行機のことを聞き、何とかチケットを入手しました。

早朝、ウィルソン空港という所に行くと、そこは小さな飛行場で、軽飛行機のようなチャーター便に客はインド人ファミリーと私だけでした。

a0058379_7513817.jpg軽飛行機は、高度1700mのナイロビからキリマンジャロを目指して飛びました。
国境に聳え立つキリマンジャロがよい目標になり、そこから国境沿いにインド洋に出て、タンザニアの首都ダル・エス・サラームに向う航路を取ったようです。
航空レーダーもなかったので、それが一番安全だったのかも知れません。

天気がよく飛行日和だったのか、黒人のパイロットはキリマンジャロの氷河に近づいたり、麓のアンボセリ国立公園を動物の群れが見えるように低空で飛んでくれました。

雄大な自然に圧倒され、まったく計画もな
かったアフリカ最高峰の登山に挑戦しようと
考えたのはその時です。
まだ若かったし、ひとり旅の気楽さもあったと
a0058379_7592085.jpg思います。

ダル・エス・サラーム滞在中運よく、キリマンジャロにこれからアタックする日本人に出会いました。
マラウイという国へ赴任した海外青年協力隊の男子ふたり、女子ひとりが休暇中に来ていて、そのパーティーに参加させてもらうことになりました。
もうひとりどこかの国で任期を終えて世界を放浪している協力隊の友達が加わるということでした。

私だけ先に、麓の出発点となるモシという街
にバスで一晩かけて行くことになりました。

モシは街の中心にモスクがあって、インド人が
多く、街のどこからでも2つの峰が見渡せます。
a0058379_872458.jpg夕暮れどきには、稜線全体と雪を頂いた峰が
黄金色に染まります。

登山は比較的容易で、4日かけて雪のあるキボ峰(5895m)まで登り、1日で降ってきます。
ガイドとポーターは雇わないと入山できません。

YMCAの宿のプールで浮きながらキリマンジャロのパノラマを眺めていると、ここにいるのが夢のような気持ちになってきます。

アフリカに来て以来、なぜだかのんびりとした気分で数日間を過ごすことができました。

(つづく)

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by kusini | 2006-06-07 08:48 | 風景